自宅環境に本格的なタワー型サーバが欲しくなりましてヤフオクで探していたところ、以下スペックのFUJITSUサーバが¥10,000(税・送料込み)即決で出品されていたので即購入。

メーカーサイトで商品情報を確認したところ、発売月は2010年1月であることが分かり約6年前の製品であることから、恐らくどこかの企業で24時間365日使用され、5年が経ちリプレース対象→ヤフオク出品→私が落札という経緯かなと。

メーカー富士通
製品名PRIMERGY TX150 S7
CPUIntel Quad-Core Xeon X3450 [2.66GHz]
RAM2GB (PC3-10600E 2GB×1)
HDDSAS 148GB×4基
ODDDVD-ROM
OS無し
ディスクアレイEmbedded MegaRAID

今回は、このPRIMERGY TX150S7に無償版のCitrix XenServer Hypervisorをインストールして、自宅環境にサーバ仮想化環境を構築します。あとは既存の物理マシンで構築していた各サーバを仮想マシンに移行して運用や管理をXenCenter上から一括管理できるようにします。

tx150s7

全体のサイズは、306×585×444mmと約フルタワーケース並にでかく、SAS3.5inchが 148GB×4基搭載なのでなかなかの総重量です。

起動後の音は、自宅の掃除機よりは比較的静かなレベルの稼働音ですが、ケース内の埃を掃除すればもう少しは静かになるかも?ぐらいです。もし自宅で24h365日の稼働を想定するのであれば躊躇するかもしれませんが、しっかり防音対策している家庭でしたら大丈夫でしょう。

幸い私の用途では土日のお休み時に稼働させるぐらいなので許容範囲の稼働音です。

tx150s7裏側

背面にはちゃんと前面カバーのロック&アンロック用の鍵(x2)も付いてました。

インターフェイスは、ディスプレイ(アナログRGB)、シリアルポート×1(D-SUB9ピン)、USBx7(2.0/前面背面込み)、NIC1000BASEに対応しているので十分です。

tx150s7全体図

ケース内の全体図。

tx150s7埃すごい

結構細かい埃がケース内部・外部ともにあちらこちら付いているので、実稼働前には掃除が必要の様です。

それ以外はすべて必要最低限のパーツは揃っておりBIOS起動も確認が取れまして、 megaRAIDカードも付いているので自宅環境では十分に実用的です。

hynix 2GB 2R×8 PC3-10600E(Unbuffered)

ただ既存メモリは、hynix 2GB 2R×8 PC3-10600E(Unbuffered)が1つのみでした。
Xeon X3450のCPUは4コアなので最大メモリ数は、ECC対応済みの16GB(4GB DDR3-1333 Unbuffered DIMM×4)か32GB(8GB DDR3-1066 Registered DIMM×4)となります。

PRIMERGY TX150 S7が対応するメモリ規格ページ
http://jp.fujitsu.com/platform/server/primergy/peripheral/pg-rm2el/

折角なので32GBフル搭載できるようにRegistered DIMMで探してみたところ、 Transcendサイトにあるメモリ製品と各メーカー製品との互換性が検索できるページがとても分かりやすかったので、以下Transcend製品規格の8GB DDR3-1066 R-DIMM 4Rx8を1つだけ購入しました。

やはりサーバ本体は比較的安く購入できてもサーバ用メモリは高くて、amazonでも8GBの1メモリ=¥10,000程もしましたので残り3つ(24GB分)は、また次回購入しようと思います。

Transcend TX150 S7と互換性があるメモリ製品
http://jp.transcend-info.com/Support/compatibility/47935/

Transcend 8GB DDR3-1066 R-DIMM 4Rx8 製品品番:TS1GKR72V1N
http://jp.transcend-info.com/Products/No-466

006_tx150s7_transcend8gb TS1GKR72V1N 今回購入したメモリ仕様
  • メーカー:Transcend
  • 規格モジュール:PC3-8500
  • 規格チップ:DDR3-1066
  • 種類:ECC Registered DIMM
  • CASレイテンシー:CL=7
  • 容量:8GB
  • ランク:4Rx8
  • ピン数:240pin
  • 製品型番:TS1GKR72V1N
007_tx150s7_transcend8gb

計6スロットの内、DIMM1Aスロットからhynix 2GBを取り外してTranscend 8GBメモリを取り付けます。

008_tx150s7_slota1 上記写真を基に、左側からメモリスロット名と取り付ける順番。
  • 緑:DIMM3A ⑤
  • 青:DIMM2A ③
  • 黒:DIMM1A ①←Transcend 8GB

  • 緑:DIMM3B ⑥
  • 青:DIMM2B ④
  • 黒:DIMM1B ②

TX150 S7製品マニュアルをみると取り付けるメモリの注意点としては、UnbufferedとRegistered、異なる種類や動作クロックの混在は不可能。同じ規格のRDIMM同士でも4GB DDR3 1066 RDIMMと8GB DDR3 1066 RDIMMの混在も不可能。

ちなみにNon-ECCデスクトップ用メモリが対応するかは未確認。

010_tx150s7_systemconsole

フロントカバー外して電番ボタンON!
その後黒い画面中にキーボードの押してBIOS画面が表示されたことを確認して、 まずはBIOSの既存設定をデフォルトにするため初期化をかけます。

Exit → Load Optimal Defaults → Yesすれば第一段階終了です。

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